高性能・高品位オイル添加剤とグリースのGRP

 
GRP 水溶性金属加工剤 New MW
 
金属加工溶剤が求められる特質  

金属材料は様々な工程を経て製品として仕上げられます。圧延、引出し、鍛造、鋳造、プレス、パンチング、切削、研削、研磨等が主な加工工程として挙げられます。 これらの金属加工は様々な要素が複雑に絡み合っています。力学的に解明を要する点、化学的に解明を要する点、物理的に解明されなければならない点、材料学的に解明や分析を要する点など他面からの検討が必要とされます。このような多様な要素が多種の金属材料の組合せの中に存在しますので、「金属加工」は複雑で微妙、且つ多様性を有する状況を生み出し、適切な技術的対応がそれぞれのケースに応じて取られなければならない事になります。これらが金属加工剤に要求される多様な条件となるのです。金属加工剤が重要な「工具」、または「治具」であるといわれる所以です。金属加工工程に於いても冷却効果と十分な潤滑効果には相関関係があります。金属加工剤が十分な潤滑効果を有することはとても重要な要素です。

【MW】はGRPの誇る水溶性金属加工剤「Metal Work」の愛称です

1.切削加工

「切削」と「研削」は異ると思われていますが、「削り作業」としての共通点が多く同一作業であるといえます。重要な共通点は、被加工物に熱を発生させ、被加工物の1部または全部を取り去り(削り粉となる)新しい面が形成されるという現象です。切削工程の作業は溶剤を用いていかに効率的に切り粉を切り出すかがポイントです。一般的に従来の切削剤は、切削点付近の摺動部分(スライディングゾーン)でのバイトとの摩擦の軽減に重点が置かれていました。

一方、切削とは鋭利な刃物で被加工物からチップ(切り粉)を切り離す作業の繰り返しですから、切削作業の効率化には切削尖点そのものに当然目を向けなければなりません。

切削尖点(バイト刃先直下)の被加工物は大きな力で「変形」させられ、その直下点の結晶構造が変化し、溶融点に近い高温が発生します。更に、バイトによって結晶構造は分離(切り離し)させられることになり、この瞬間にバイトの作用を助け、且つ促進させられるようなフラキシングエージェント(FLUXING AGENT)としての特効薬があれば切削そのものをスムースに、しかもより良くすることになります。バイト尖点での「切り離し効率向上薬」です。

New MWの効果 GRP New MWの優れた効果
 

この「特効薬」が備えねばならない3大要素は:

 

超荷重圧(12t/cm2)以上に耐える潤滑フィルムが金属面に形成出来ること。

潤滑フィルムがバイト尖点に定着(固着)すること

潤滑フィルムの耐高温特性が少なくとも800℃以上あること

 

これらの特性を十分に備えた「切り離し効率向上薬」が、流体変形力学の分野から研究された金属分子の変位メカニズムに則った共晶フィルムを金属面に形成する、GRPの
「New MW」水溶性金属加工剤です。

金属切削面の比較

New MWを用いて同一金属を同一のバイト及び機械で切削した場合と、他の金属加工剤を用いて切削した
場合のそれぞれの切削面の顕微鏡写真です。写真中の縦筋は切削面の山または谷を表しています。
右の写真は表面は細かく凹凸しており(掻き取り現象)平面率(仕上げ精度)は左の写真に比べて格段に劣ります。

GRPと他社製品との金属切削面
New MW        他社切削剤

2.鍛造・深絞り

鍛造や絞り加工には水溶性加工剤は油性加工剤に比べて性能が劣ることで従来は不適当とされてきました。 このジンクスを大きく打破し解決を与えたのがこのGRPのNew MWです。 これらの加工作業では金属(ダイス)と加工材(ワーク)の間に大きな摩擦と高温が生じます。 この摩擦と熱を従来の水溶性加工剤ではとても吸収、減衰、解消出来ず、油性加工剤の粘性に頼らざるを得ませんでした。 しかしながら、油性とても性能に限界があり加工内容によっては効果を上げられませんでした。 New MWは大変優れた潤滑性能を有するGRP固有の水溶性加工剤です。水に5%の希釈に於て既に通常の油性加工剤の数倍以上の 潤滑性能を有します。それは皮膜潤滑剤であり金型表面に極圧高温に強いGRPの共晶膜を徐々に形成し、ワーク材との摩擦を 大幅に低減し加工効率を大幅に改善します。

New MWの効果!

  1. 加工精度の向上
  2. 型による摩擦などの低減
  3. 加工速度の向上(生産効率向上)
  4. 型(ダイス)寿命の延命化
  5. 火災危険からの解放及び消防法による危険物管理からの解放
主な用途
金属加工工程
エンジン冷却用
水圧機器
用途と用法例
切削作業 3〜7%
鋸断作業 3〜7%
研磨作業 3%
プレス 3〜15%
圧延作業 5〜30%
スタンピング 5〜30%
軟材加工 3%

左記のパーセントは平均的な目安です。加工材料や加工内容などにより最も適した希釈率に合わせて御使用ください。

New MWは無公害、無鉱毒で低灰分。重金属や有害物質は含まれていません。バクテリアを繁殖させるような成分も含まれておらず、腐敗はいたしません。 「自然に優しく」、と環境問題を全人類的なレベルで最重視する製品です。

New MWは軟硬水ともに溶解し、乳状で弱い塩基性を示します。優れた性能を十分に発揮していただくために、本剤と水のみで御使用ください。

New MWの主成分はタイボール特性を有しており、800℃を超える高温にも耐える超潤滑フィルムを形成します。

参考資料

金属加工用溶剤は使用面から見て大きく2つのグループに分けられます。 さらに、その中でもいくつかの種類に細分されます。非流体剤を除いては共用できますが、非流体剤は主にスタンピングや引き物などの工程で使われています。

切削剤(切削・研削・切断・破断)
非水溶性オイル(油性)
水溶性オイル(エマルジョン)
半合成剤(準化学製品)
合成剤(完全化学製品)
脂肪油(エマルジョン)
フォーミングオイル(鍛造・絞り・プレス・圧延)
非水溶性オイル(油性) 非流体剤
水溶性オイル(エマルジョン) ペースト剤
半合成剤(準化学製品) コーティング剤
合成剤(完全化学製品) 固体粒子
脂肪油(エマルジョン) 粉体
ガス
GRP New MWの特性の平均値

御使用に際しての注意

New MWは高い防錆性能を有しておりますが、金属加工は加工内容・材料・使用される水など広い条件の中で行われ、 特に水は微妙な影響を及ぼしますので、初めての使用に際しては念のため錆には十分注意してください。 特に希釈率が3%を下回っている場合にはご注意ください。

使用前にボトルをよく振って下さい。ボトル内に沈殿層が出来ても、水に溶解しエマルジョン化した状態では 問題ありません。(但し、水が強陽イオン性物質を含んでいる場合には分離することがあります。その場合は水を入れ替えるか、水処理をして下さい。)

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