高性能・高品位オイル添加剤とグリースのGRP

驚異的な新世代の潤滑科学 ティキソグリースハンドブック GRP THIXOGREASEは、世界の潤滑技術のトップリーダ、カナダの潤滑研究開発メーカーとGRP(株)との共同開発、製造による製品です。
ジーアールピー株式会社
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グリースのグレードについての定義

グリースは通常、NLGI(国際潤滑学会)で指定している分類法に従っています。 NLGIの規定するグレードはASTM、D217又はD2665で規定されている25度Cで60ストロークの透過性で決まっています。JIS規格ではK2220-5.3にて同様に規定されています。

NLGI規定の透過レンジ番号は下表の通りです。

NLGI番号 ASTM透過性 25度C
000444-475
00400-430
355-385
310-340
265-295
220-250
175-205
130-160
84-115

透過性とはグリースの硬度、又は、柔軟性をいいます。

つまり、透過性280とはペネトロメーターカップをグリース上に落下させた場合に5秒以内に28ミリ沈むということです。

従って、「000」番は最も柔軟なグリースであり、「6」番は最も硬い物です。

「2」番グリースは万能タイプとされています。

GRPティキソグリースは(THIXOGREASE)は「2」番の硬度と「0」番の硬度の2種類あります。

グリースとは何か

オイル溶解性の厚膜微分散質(ソープ状)で液状のものであり、通常は鉱油系物質であります。 つまり、「溶解性ソープ」+「鉱油」=「グリース」となります。このソープの性質によりグリースは2種類に大別されます。

耐水性グリース

カルシュウムソープ、アルミニュウムソープ、リチュウムソープ、バリュームソープなど

高温グリース

リチュウムソープ、ナトリュームソープ、バリュームソープなど

 

従来の殆どのグリースは硫黄成分を含有させた自然油脂を用いて潤滑剤としています。

それらの物は安定性に欠け化学変化を起こしやすく容易に活性硫黄分を発生させてしまいます。

この活性硫黄が一旦形成されますと(摩擦熱の発生によって)ナフテネイト鉛と作用し、黒色の硫黄鉛を形成します。これが潤滑効果を大きく阻害し、強いては機器の損傷へと繋げてしまうのです。

又、オイルとソープの分離、グリースの硬化、グリースの乾燥などの諸問題は従来のグリース ではまだ解決を見ていません。

このような諸問題を殆ど完全に解決したのがティキソグリース(THIXOGREASE)であります。

これは100%活性成分で、グリース状をした超境界潤滑剤であり、あらゆる条件下で満足される理想的な『グリースマトリックス』です。

更に、ティキソグリースは防錆、耐酸効果にも他に比類を見ない優秀な特性を有しております。

GRPグリース

THIXOGREASE(ティキソグリース)

HTGシリーズ(高温グリース)

GRPのグリースは全く新しい時代のグリースでティキソロピックによって構成されている物で上記の様な従来のソープとオイルの混合品とは異なる物です。従って、従来のグリース類が持っていた『オイルとの分離』や『硬化現象』などの欠点を持っていません。

GRPのグリースは境界潤滑剤です。オイルフィルムの耐荷重性能は1平方センチ当たり3トンにもなります。又、耐水性は抜群に優れており溶融点も300度Cと高いものです。更に、超高境界潤滑剤としてこれを越える超荷重に対しても、その強固なフィルムは発生する摩擦熱がフィルムを破壊するような超高温になるまで正常に作用します。つまり溶融点を遥かに越えたところでもまだGRPのグリースは優れた潤滑性能を一定期間保持するという事です。

又、GRPのグリースは低温特性も誠に優れておりポンプによる射出や送出も-18度Cでも問題なく、低温トルクテストでは-40度Cでも合格致しています。GRPのグリースがセントラルグリーシングシステムにも使える所以であります。

GRPのグリースが有する従来の全てのグリースに比べ特筆すべき優れた性質は次の通りです。

  1. オイルとソープが分離しない。
  2. 硬化現象を起こさない。
  3. 300度Cまで溶融しない。
  4. -40度Cまで凍結硬化しない。
  5. 無類の耐超高荷重性能
  6. 完璧に近い耐水性能
  7. 重金属類を含まず、無公害且つ無害。

技術資料

THIXOGREASE」(ティキソグリース)は潤滑技術の新世代の材料です。それは世界的にも今までの潤滑油業界では全考えられてなかったあたらしいものです。従来のグリースはソープをベースとして鉱油と必要な添加剤を加えたものでした。このソープの主な目的はオイル(鉱油)と添加剤をペースト状(ソープ)の中に保持することです。つまりオイルの吸収材です。当然の事ながらソープとオイルはお互いに溶融いたしませんので時間と共にオイルとソープは分離を致します。

GRPのグリースは、この種のソープとオイルの混合によって出来ている従来のものではありません。それは完璧に石油をベースにしたものであり、グリースとして求められるあらゆる性質が取り入れられた「自然体」としてこのペーストそのものになっているのです。従ってソープとオイルを混合して云々というような必要がGRPのグリースにはないのです。同種の単一物質から形成されているのです。そこには当然オイルの分離現象などありませんし、またソープとオイルが分離してソープが乾燥することによって起こるグリースの硬化現象などもあり得ません。

THIXOGREASEは無害であり重金属類、環境問題物質は含まれておりません。

環境問題に懸案を残しません。

THIXOGREASE」はジーアールピー株式会社の商標であります。

1.セントラルグリースシステムに使用出来る安定性

数多くあるグリースの用法の中でも多数の注油箇所をもつ機器類への最も経済的でベストであるグリースの供給方法はセントラルグリースシステムであります。これに使うことの出来るグリースとしては、オイルを漏洩させず、硬化現象を起こさず、そして周囲温度に無関係に安定してポンプで送出可能な流動体であることが重要な条件となります。

ASTM D1742によるテストではTHIXOGREASEの優秀な非漏洩性と、米国ステイールモービリティ―テストでは低温流動テスト、硬度化テスト、また、更に通常のソープをベースとしたグリ ースがもっている問題点などの比較テストで「THIXOGREASE」は遥かに優れた性質を有しておりセントラルグリースシステムには最適グリースと云えることが認められました。

2.高温特性

グリースが高温、又は超高温状態で使われ、且つ適切な潤滑作用が継続されるよう要求される分野は数多くあります。この大切な性能のテストは、ASTM「D566、ホイールベアリングの163度Cに於ける漏洩度」および「D1263、潤滑寿命」、「D3336,可逆性」などに基づいて行われます。この新しいTHIXOGREASEは300度Cの溶解テストにおいても溶融しません。リチュウム系グリースとは違います。D1263によるテストでもTHIXOGREASEは漏洩、硬度化、又はその他の問題となり得るであろう何らの兆候も見せておりません。D3336によるテストではその性能の優秀さを顕著に証明しました。このテストは軽負荷ハイスピードで作動させたベアリングの温度上昇をもってグリースの温度特性を測定するものです。このテストデータではTHIXOGREASEが高温状態(160℃程度)での使用に充分対応できることを証明しています。

また、各産業界でも特に160℃程度までの高温の条件下で使われるグリースには既にこれが広範に使われ成果と共に好評を得ています。

3. 優れた低温特性

優れた万能型GRPTHIXOGREASEは高温特性のみならず優れた低温特性をも有しています。

低温特性のテストにはASTM D1487と米国ステイ-ルモービリテイテストの二つが適用されます。前者でのテストでは-18度Cで毎秒0.12グラムのポンプでの送出性が確認されており、低温トルクテストでは-40度Cでも10000g・cmという優れたデータを計測しています。JIS規格ではK2220 5.14に規定されているテストです。

4. 皮膜の安定性

皮膜の安定性は、そのグリースの性能判定の重要なポイントであり、ベアリング内に適切に皮膜の形成がされるかどうかを意味します。この機械的強度を判定するにはASTM、D217及びD1832が適用されます。このテストデータでTHIXOGREASEの性能は突出して優れていることが証明されています。これらのテストで10万回のストロークでも粘性の変化は見られずまた、過剰負荷テストでも何ら問題の兆候が見られません。

これはリチュウム系、又は、アルミソーダ系グリースではとても実現できないものです。

5. 耐水性能

殊に万能型グリースに要求される大切な性能のひとつに耐水性能も上げられます。

万能型の場合には用途が広く「水」と接する機会が何かと多くなる傾向をもっているからです。金属類の機械加工作業の場合は殆ど、クーラント(冷却液)が潤滑油と直接混ざるケースが多く、これがグリースを弱体化してしまうか又は、グリースを完全に分解し潤滑性能を消滅させてしまうかのどちらかになります。

ASTM, D217のテストではTHIXOGREASEに50%の水を混合し10万回のストローク試験をしますがその試験終了後もその組成や性能に何らの変化も見せておりません。これは又、ASTM、D1264「水分抽出テスト」においても50%の水との混合にて2時間のローラー試験でTHIXOGREASEが大変に優れた耐水性能を有することが立証されていることと関連いたします。JIS規格ではK2220 5.12と5.18で規定されているテストです。

6.耐超荷重特性及び耐磨耗特性

ハイグレードの万能型グリースはいかなる条件下でも流体潤滑域及び境界潤滑域において優秀な潤滑性能を保持せねばなりません。流体潤滑の基本は粘性でありますが境界潤滑は極圧潤滑剤の良否であります。

グリースのこの性能テストは通常ティムケンテスターか4球極圧テスト機で行われます。 これらのテストは試験機器が負荷によって焼き付くまで負荷圧を調整して行います。 THIXOGREASEはこれらのテストによればティムケンテストでは360Kg、4球テストでは磨耗指数95、焼き付き点750Kgという大変優れた性能を出しております。グリースの耐磨耗性のテストには4球テスト機が通常は用いられます。

これはグリースの低負荷で長時間作動時における性能をテストするためです。

このテストでGRP THIXOGREASEは平均磨耗度0.3mmという大変優れた結果を得ています。グリースの磨耗と磨耗度の詳細な分析テストには負荷圧やスピードが自由に変えられ、より実用条件に近いテストの出来るSRVフリクションシュミレーターを用います。

データに見られるようにTHIXOGREASEはこれにても大変優れた結果を示しております。

(データは後日公開します。)

7.防錆、防蝕特性

その本来の組成の性質によりTHIXOGREASEは防錆、防蝕効果は他のどのグリースとも比較にならない秀でた特性を持っております。

ASTM D1743の防錆テストでは対象塩水が自然海水にせよ擬似海水にせよ何ら防錆剤を添加することなしに簡単に合格してしまいます。

従来のグリース類では考えられない事であります。

もうひとつ、ASTM-B-117-73の「塩水テスト」がありますが、通常のどのグリースも1.5mm厚さの銅板に48時間以内に腐食を発生させますがTHIXOGREASEは1000時間以上を要します。

このようにGRP THIXOGREASEは従来のグリースとは格段な総合特性の違いがあります。

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